あさの畑

プログラミングが好きな大学生のブログ。統計学や機械学習の勉強記録と、SIGNATE/Kaggle/AtCoderのお話。

【厳選】樹種同定に欠かせない樹木図鑑おすすめ3冊

木を専門にあつかった図鑑「樹木図鑑」。

 

樹種の同定(樹木の名前を特定すること)には樹木図鑑が欠かせません。木に興味を持っている人であれば図鑑を眺めているだけでもとても楽しいと思います。また、身の回りにある木の名前が気になるときも、樹木の図鑑が一冊あったら解決します。

 

そこでこの記事では、木の図鑑が欲しいけどどれにしようか迷っている方に向けて、おすすめの樹木図鑑を厳選して3冊紹介したいと思います。

 

葉の樹木図鑑

樹木図鑑と言えばほとんどが「葉で樹種を見分ける」ものです。よってまずは「葉で見分ける」樹木図鑑を2冊紹介したいと思います。

 

後で樹皮で見分ける図鑑も紹介しますが、特にこだわりがない人や一冊目の樹木図鑑を考えている人は「葉で見分ける樹木図鑑」で問題ないでしょう。

 

1.『樹木の葉 実物スキャンで見分ける1100種類』(山渓ハンディ図鑑)

 

一番のおすすめはこちらです。写真がきれいで多いことや掲載されている樹種データが豊富であることなど、他の樹木図鑑とは比べ物にならないほどの充実度!僕の周りでもかなり人気で愛用している人も多いです。

 

この図鑑の特徴とおすすめポイント

・実物の葉をスキャンしているため画像がきれいでわかりやすい。

・載せられている樹木の種類が圧倒的に多い。

 

こういう人におすすめ

一番おすすめとは言っても全員におすすめできるわけではありません。この図鑑はかなり上級者向きです。大学で森林科学を専攻している人たちが愛用しているぐらいですから!

 

したがって、

 

・ある程度、樹木の勉強をしている人

・初心者だけど、本気で勉強したい人

・木を見るのが大好きな人

 

しか買わないほうがいいと思います。

 

【補足】

・この図鑑はけっこう分厚いですので、持ち歩くのにはおすすめできません…。山の中を歩きながら調べたいならもっと薄くて軽い図鑑がいいと思います。

 

2.『葉っぱで見わけ五感で楽しむ 樹木図鑑』

 

こちらは身の回りで見られる樹種にしぼられているため、上で紹介した『樹木の葉』に比べて初心者向けと言えます。

本当に「楽しみ」ながら樹木について学べるのではないかと思います。

 

ただ初心者向けとはいっても、上で紹介した『樹木の葉』の著者・林将之さんが監修されているのでクオリティが低いというようなことはありません

 

初心者の方にはこちらがおすすめです。

 

樹皮の樹木図鑑

さて、続いて樹皮を取り扱った樹木図鑑を紹介します。樹皮で見分けるのはかなりマニアックで、図鑑も数としてはかなり少ないです。そのなかでもおすすめなのはこちら。(というより、これしかないのでは!?)

 

『樹皮ハンドブック』

 

こちらは、めちゃくちゃ薄っぺらい冊子のような本です。

 

158種の樹皮が紹介されています。また、それぞれについて若木・成木・老木に分けて樹皮の写真が載っているのでかなり詳しいです。

 

ただ、本書でも述べられている通り樹皮だけで樹種を見分けるのはかなり難易度が高いです。なのでこの図鑑もかなり上級者向けだと思います。

 

しかし、樹皮の写真が満載なので樹皮に興味がある人にとってはとてもいい図鑑でしょう。僕ももちろん持っています(笑)。樹皮で見分けるのはかなり難しくて僕も全然わかりませんが…。

 

 

ちなみに、僕はプログラミングの勉強をちょこちょこしていて、最近流行りのAI(人工知能)を使って樹皮の写真から木の種類を見分けることに挑戦してみましたので、よろしければ読んでみてください。

 

www.asanohatake.com

 

 

樹木図鑑があっても最初のうちは樹種を特定するのは時間がかかりますし、大変かもしれません。でも、だんだんわかるようになってくると楽しくなりますので頑張ってください!