『10年後の仕事図鑑』(堀江貴文, 落合陽一)を読む前に知っておきたい大切なこと
4月5日に楽しみな本が発売されます!されました。
『10年後の仕事図鑑』です!
堀江貴文さんと落合陽一さんの共著だなんて面白くないはずがない。
ですよね!?
「AI(人工知能)によって仕事がどうなるか。消える職業と新たに生まれる職業は何か」というのが、表面的な大きなテーマでしょう。
でも、それ以上に学べることがあるはず!
ということで、堀江さんと落合さんのこれまでの著書を参考に、この本で核となるであろうテーマについてまとめます。
『10年後の仕事図鑑』を読む前に知っておきたい4つの重要ポイント
1.バランスをとるな!突き抜けることが大事
堀江さんは、
これからの時代は、何の変哲もないオールB人材よりも、際立った特徴を持つ「専門バカ」の方が生き残りやすくなる。なぜなら、オールB人材の代わりはいくらでもいるが、「専門バカ」の代打が務まる人材はなかなかいないからだ。実は、「専門バカ」の方がずっと稀少性の高い、優れた人材なのである。(『すべての教育は「洗脳」である』)
と、おっしゃっています。
また、落合さんは、
今のようなセンター試験型の場合、東大に入るには大半の科目で高得点を取らないといけません。となると、バランス型の人が多くなってしまい、何かの分野で突出した人が受かりにくくなります。(『日本再興戦略』)
とおっしゃっており、「センター試験をやめるべきだ」と述べられています。
均一な教育は大量生産型の工業社会には適していましたが、もうそんな時代ではありません。バランス人間の居場所はなくなり、極端な人のほうが生きやすい社会になりつつあるのです。
2.「多動力」で価値を高めることが重要!
あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない。複数の肩書きを掛け算し、レアな存在になろう。あらゆる産業の〝タテの壁〟が溶けた今、一つの肩書きにこだわっていてはいけない。(『多動力』)
とくにこれから重要になるのが、「百姓的な」生き方です。百の生業を成すことを目指したほうがいいのです。そうすれば、いろんな仕事をポートフォリオマネジメントしているので、コモディティになる余地がありません。(『日本再興戦略』)
と、お二人が言われているように、「ひとつの仕事をコツコツ」という考えから「いくつもの仕事をかけあわす」生き方に変わっていきます。
市場での希少価値を高めるために、複数の仕事をかけあわせてレアな人間になることが大切!ということです。
3.モチベーション格差の時代!好きなことをしよう
堀江さんは、
楽しくない作業の全てを機械にまかせられるのだから、あとは楽しいこと、自分がやりたいと思うことに励むだけになる。(『すべての教育は「洗脳」である』)
落合さんは、
最近、僕は「人類のよさは、モチベーションだ」とよく言っています。リスクを取るほどモチベーションが上がるというのは、機械にはない人間のよさなのです。(『日本再興戦略』)
と、おっしゃっています。
今まで人間が嫌々行ってきた面倒な作業は機械に置き換わりつつあります。だから、人間は好きなことをするしかない!でも、世の中にはやりたいことが全くない人も多くおられるようです…。
つまり、これからはお金があるかないかといった金銭的な格差よりもモチベーション格差が問題になってくるということです。
誰に何と言われようが俺はこれがしたいんだぁー!!!という湧き上がるようなモチベーションがあることが大事なんですね。
4.価値主義における仕事とは
佐藤航陽さんが書かれた『お金2.0』をきっかけに、評価経済や価値主義が注目されています。今はまだお金に結び付いていなくても、本質的な価値があればそれが立派な仕事に10年後はなっているでしょう。
『お金2.0』に関してはこんな記事を書いています。
『10年後の仕事図鑑』では、いかに価値を提供できるかという観点から仕事をとらえられているのかなと思います。
さて、話を戻しますが、『10年後の仕事図鑑』の表紙にはこう書かれています。
新たに始まる世界で、君はどう生きるか
希望の未来か、絶望か決めるのは、今だ。
未来に希望をもって激動の時代を生きるための指南書となること間違いなしです!
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ほんとに楽しみです!ワクワクしています!
↓ さっそく読んだので書評記事を書きました!(4月5日更新)