あさの畑

プログラミングが好きな大学生のブログ。統計学や機械学習の勉強記録と、SIGNATE/Kaggle/AtCoderのお話。

【おすすめ】世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事(津川友介著)

津川友介さんが書かれた『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』

読みました。非常に勉強になりました。

 

読もうと思った理由

自分で言うのもあれですが、僕は健康への意識はかなり高いです。

 

「ランニングしていたら、自分の体のことに気をつかうようになって、食事に興味をもった!」という、よくある(?)流れです。

 

だから、表紙を見て、「グルテンフリーは一部の人にしか効果がないのは常識!100%果汁ジュースが糖分多すぎなのも当たり前!白米がよくないのも知ってるわー!」って思いました。

 

(そうです、調子に乗りました)

 

でもよく考えたら、「間違ってることはわかっても、何が正しくて何を実行したらいいかわからない」っていう状況にあることに気づきました。

 

だから結局、僕が普段気をつけていることは「毎朝ヨーグルトを飲む」「果物を積極的に食べる」「できるだけ白米ではなく玄米や十五穀米入りにする」ぐらいなのです。

 

そこで「日々の食事の内容を全面的に見直したい!」と思って、この本を読むことにした、というわけです。

 

『究極の食事』の内容紹介

【第1章】日本人が勘違いしがちな健康常識

1 科学的根拠にもとづく本当に体に良い食事

2 食品に含まれる「成分」に惑わされるな

 

【第2章】体に良いという科学的根拠がある食べ物

1 オリーブオイルやナッツは脳卒中やがんのリスクを下げる

2 果物は糖尿病を予防するが、フルーツジュースは糖尿病のリスクを上げる

3 魚は心筋梗塞や乳がんのリスクを下げる

 

【第3章】体に悪いという科学的根拠がある食べ物

1 「白い炭水化物」は体に悪い

2 牛肉、豚肉、ソーセージやハムは健康に悪い

 

(特別編 病気の人、子ども、妊婦にとっての「究極の食事」)

 

というように、3章(+特別編)で構成されています。

 

印象に残った『究極の食事』のポイント

1.5つのグループに分ける

単純化して考えてみると、全ての食品は5 つのグループに分けられる。健康に良いことが複数の研究で明らかになっている食品をグループ1 として、健康に対して悪影響があることが複数の研究で示されているものをグループ5 とする。

 

「健康に良い悪い」だけじゃなくて「いいかも」「よくないかも」っていう視点をもつことで、僕はすっきりしました。当たり前ですが、すべてが「100%良い」「100%悪い」のどちらかに分類できるなんてないですもんね。

 

ちなみに、コーヒーやヨーグルトはグループ2(健康に良いかも)です!健康に良い可能性はあるのか!よかった!ちょっとホッとしました(笑)(←ん?安心していいのか…?よくない気がする…)

 

2.「成分」ではなく「食品」が大事!

これもけっこう衝撃的でしたし、印象に残りました。

 

リコピンが体に良いっていうエビデンスはないんですね。しかも野菜の中でトマトが特に体にいいエビデンスはないなんて…。(「世界一受けたい授業」は何だったんだぁー!)

 

 

みそ汁が塩分を多く含んでいるためよくないことにも触れられていました。僕は母にいつも「毎朝みそ汁を飲むのはよくない!」って言ってるのですが、「毎朝飲むのが普通」と言い返されます。だからこの本を読んでもらいます!!

 

 

意外だったのが「卵」について。

卵はあまり食べない方が良く、食べるとしても1週間に6個までに抑えることが健康にとってはベストであると私は考えている。

 

たんぱく源として優れているので僕は毎日1個食べるようにしているのですが、ベストではないみたいです…。

 

まとめ!津川友介さんの『究極の食事』を一言で要約する

この本の内容を一言でいうと、

 

健康に良いのは「魚」「野菜と果物」「茶色い炭水化物」「オリーブオイル」「ナッツ類」の5つ

 

健康に悪いのは「赤い肉」「白い炭水化物」「飽和脂肪酸」の3つ

 

ということ。

 

ほんとにシンプルですが、新たに学べることも多かったし、非常に納得できる内容でした。

 

個人的には、スポーツをしているとタンパク質を積極的に摂りたいので、魚や鶏肉以外にどう摂取しようか考えています。豆腐や卵ですかね。牛肉も豚肉も食べないとなるとかなり多様性に欠けるような気がしていますが…。